2008年04月04日
おめでとう そして ありがとう♪
Yちゃん。
貴女の過ごした この三年間。
辛かったね。 悲しかったね。 悔しかったね。
それなのに、私は 何もしてあげられなかった。
何度も 手をさしのべて 貴女を引っぱり上げようとしたけれど、貴女は 手を伸ばして 私の手に触れたかと思うと、その手を握りしめないうちに 引っ込めてしまったよね。
それを 何度繰り返したでしょうか。
一緒に笑ったことも 沢山あった。
お腹を抱えて笑ったよね。
嬉しさで 抱き合って泣いたことだってあった。
オイオイと声をあげて 泣いたよね。
「先生 助けて・・・」と、か細い声で 真夜中に電話してきたこともあった。
夜があけるまで 話したよね。
歌も一緒に歌ったね。
声が枯れるほど 大きな声で 歌った。
それでも、私は 何もしてあげられなかった。
あれから、何百回 ため息をついたでしょうか。
何百回 貴女の名前を呼んだ事でしょうか。
きっと今頃、あの子は 寂しくて 震えているに違いない。
また自分を傷つけているかもしれない。
でも、私は 何もしてあげられない。
そんなもどかしさに 溺れそうになったよ。
そして 今日。
溺れそうになった私に 手をさしのべてくれたのは、Yちゃん、貴女だった。
久しぶりの電話に 飛びついた私の姿が見えてたら きっと笑ったよね。
そうだった、久しぶりの声は 笑ってた。
「先生、何これ!笑ったよ。 電話したら、『信じられないかもしれないけれど、一応ダイエット中のヤツにお繋ぎします』だって~、可笑しい~。」
あぁ、メッセージ音 これにしてて良かった。Yちゃんが笑ってくれたんだもの。
久しぶりの声が笑い声だなんて 最高だ。
ひとしきり笑った後、貴女は スッと背伸びをした声で こう言った。
「先生、私 高校に合格しました。 今日 分かったの。 だから、すぐ先生に連絡しなきゃと思って電話した。」
あまりにも思いがけない言葉に、一瞬言葉がつまってしまったけれど・・・おめでとう、おめでとう、おめでとう。。。嬉しくて 涙をこらえながら 何度も言った。
この三年間、学校という壁の厚さに苦しんだ貴女は やはりまた学校を選んだ。
そうね、一番行きたかった場所だものね。
将来の希望を唱える貴女の力強い言葉とは裏腹に、まだ15歳という幼さが、心の中に問題を山積みしたままの出発。
きっとこれからも、私は何もしてあげられない。
ただ、助けを求められた時の為に、両手を前に組んで 手をさしのべる準備をして、見守るだけ。
Yちゃん、今日は嬉しかったよ。
貴女が 一歩を踏み出したことを知って。
おめでとう。そして ありがとう。

貴女の過ごした この三年間。
辛かったね。 悲しかったね。 悔しかったね。
それなのに、私は 何もしてあげられなかった。
何度も 手をさしのべて 貴女を引っぱり上げようとしたけれど、貴女は 手を伸ばして 私の手に触れたかと思うと、その手を握りしめないうちに 引っ込めてしまったよね。
それを 何度繰り返したでしょうか。
一緒に笑ったことも 沢山あった。
お腹を抱えて笑ったよね。
嬉しさで 抱き合って泣いたことだってあった。
オイオイと声をあげて 泣いたよね。
「先生 助けて・・・」と、か細い声で 真夜中に電話してきたこともあった。
夜があけるまで 話したよね。
歌も一緒に歌ったね。
声が枯れるほど 大きな声で 歌った。
それでも、私は 何もしてあげられなかった。
あれから、何百回 ため息をついたでしょうか。
何百回 貴女の名前を呼んだ事でしょうか。
きっと今頃、あの子は 寂しくて 震えているに違いない。
また自分を傷つけているかもしれない。
でも、私は 何もしてあげられない。
そんなもどかしさに 溺れそうになったよ。
そして 今日。
溺れそうになった私に 手をさしのべてくれたのは、Yちゃん、貴女だった。
久しぶりの電話に 飛びついた私の姿が見えてたら きっと笑ったよね。
そうだった、久しぶりの声は 笑ってた。
「先生、何これ!笑ったよ。 電話したら、『信じられないかもしれないけれど、一応ダイエット中のヤツにお繋ぎします』だって~、可笑しい~。」
あぁ、メッセージ音 これにしてて良かった。Yちゃんが笑ってくれたんだもの。
久しぶりの声が笑い声だなんて 最高だ。
ひとしきり笑った後、貴女は スッと背伸びをした声で こう言った。
「先生、私 高校に合格しました。 今日 分かったの。 だから、すぐ先生に連絡しなきゃと思って電話した。」
あまりにも思いがけない言葉に、一瞬言葉がつまってしまったけれど・・・おめでとう、おめでとう、おめでとう。。。嬉しくて 涙をこらえながら 何度も言った。
この三年間、学校という壁の厚さに苦しんだ貴女は やはりまた学校を選んだ。
そうね、一番行きたかった場所だものね。
将来の希望を唱える貴女の力強い言葉とは裏腹に、まだ15歳という幼さが、心の中に問題を山積みしたままの出発。
きっとこれからも、私は何もしてあげられない。
ただ、助けを求められた時の為に、両手を前に組んで 手をさしのべる準備をして、見守るだけ。
Yちゃん、今日は嬉しかったよ。
貴女が 一歩を踏み出したことを知って。
おめでとう。そして ありがとう。
Yちゃん、良かったですね!
ありがとう。Yちゃん、これからがまた大変なの。
でも、とても清々しい声をしていたから、今は やる気と希望に満ちあふれているのだと思います。
どうか彼女の声がこの先曇る事がありませんようにと祈る事しかできないのが辛いです。
明日の桜マラソン、頑張ってね♪